先日、こんな事がありました。
玄関先で1人コチョコチョと修理をしていた時です。
「ペンチ、確か家の中にあったよね?」
と思い、奥さんに
「おーい、ペンチ取ってー」
とお願いしたら
「はーい!」
と元気よくモンキーレンチを渡してくれました😀
「そうそう、これこれ!これで挟みやすく・・・・・ならない!!」
「これじゃなくて、物を挟む形したやつお願い💦」
「あぁ、あれねッ!」
と今度はニッパーをくれました。
「あぁ〜、やっぱりこの挟む形をしてるやつじゃないとね・・・・・コレ切れるやつぅ!」
「非常に惜しいんやけど💧あの、先がね掴めるタイプのやつね!ホラ、普段よく使うやつあったやん?」
「ん〜、わかった💡😁」
「はい!」
「おーぅ、ありがとうね。何回も往復させてごめんね!さて、コレで作業再開できるな!よしよし!!」
「よしよしよs・・・・えーっと、コレはぁ、挟めるけどぉ、ちょっと違う!!(泣)」
ラジオペンチでした
確かにペンチだ、間違ってはいない!!
しかしスタンダードペンチなんて普段言わないし、多分言っても余計分からないと思う!
なんて伝えたら良かったんだ!!
と3往復もさせた奥さんに見つからないよう、そっと涙を拭いながら工具置き場に取りに行きました。
この様な事故が起こる前に
「これって何て呼ぶのかな?」
「何に使う工具なの?」
という似たような形でも使い方や呼び方が全く違う工具達をご紹介致します!
今回は「掴んだり切ったりする」工具です!!
✅目次【本記事の内容】
「掴む」工具の種類
1.みんなの人気者!「ペンチ」
- スタンダードペンチ
- ラジオペンチ
- リードペンチ
- 電工ペンチ
- 圧着ペンチ
- 絶縁ペンチ
2.ガッチリと掴みます「プライヤー」
- コンビネーションプライヤー
- ウォーターポンププライヤー
- バイスプライヤー
「切る」工具の種類
1.まるでカニの爪「ニッパー」
- ニッパー
- クリッパー
- 喰切り
まとめ
まずはメジャー所のこのお方!!
「掴む」工具
1.みんなの人気者!「ペンチ」
DIYしている時に曲がって入ってしまった釘を引き抜く時に使ったり、キーホルダーのリングを広げる時に使ったりと多様な使い方が出来る人気者です。その中でも標準的なペンチの名前が
- スタンダードペンチ
お家のどこかで一度は見かけた事があるのではないでしょうか?
先端部分はギザギザ状になっておりがっちりと物を掴む事ができ、刃部は線材を切断できます。
丸くなっている部分はネジを回す事ができ
「曲げる」「切る」「回す」と三役こなせる工具です。
お次は昭和のラジオ全盛期の時に登場したペンチで、元は電気機器組み立て用に作られた工具です。
その代表的な電気機器がラジオで、ラジオペンチと呼ばれています。
- ラジオペンチ
先端が細くなっており、小さな物を掴んだり細かい作業を得意とします。
先が曲がっているタイプもあり、より精度を求められる作業を可能にしてくれます。
こちらも刃部は線材を切断でき、電子機器の組立てだけでなく、園芸などの作業にも適しています。
このペリカンみたいなペンチ、あまり見た事ない方が多いと思います。
- リードペンチ
狭い箇所で細い線を掴んだり板金細工等の加工に最適です。
先端部が平たくなっており、掴みやすく加工されています。
車やバイクのラジエターフィンの修復にも使用でき、ちょっと特殊な使い方ができます。
ここからは本職の方が携帯している工具で、お家にはあまりない工具達です!
- 電工ペンチ
電工ペンチとは、配線を切断する、被覆をむく、端子の接合部を固く締めたり出来ます。
電気屋さんがお仕事でよく携帯している一本ですね!
- 圧着ペンチ
コレはなかなか似ているので違いがわかりにくいのですが、「圧着ペンチ」はケーブルを差し込んだスリーブを固くしめるだけの機能です。「電工ペンチ」はケーブルの被覆の皮剥、切断もできる複合型の機能を兼ね備えたものですね!
- 絶縁ペンチ
万が一、電気が通った時でも安全に作業できる様に作られた、電気を通さない素材で被覆されたペンチです。奥様の雷も防いでくれるのではないでしょうか。
こうして見るとペンチにも色んな種類があるんですね!!
リードペンチ取って来てくれとか言ったら何往復させる事か・・・お願いできないなぁ
2.ガッチリと掴みます「プライヤー」
プライヤー?プライヤーって何!?と言う方も多いのではないでしょうか。
プライヤーとは太いパイプやボルト等をしっかりと掴む事を目的とした工具です。
ペンチでは掴めない大きさをガッチリカバーできる親分ですね。
その中でもプライヤーの基本形、
- コンビネーションプライヤー
真ん中の開閉するときの支点部分の位置を変える事で、プライヤーの開き具合を変える事ができ、様々な大きさや形の物でも掴む事ができます。
そして更に、開閉部根元で針金など硬いものでも切れます!!
こんな感じですね!
それではお待ちかねの・・・
- ウォーターポンププライヤー
排水配管の様な太いパイプや大型ナットもガッチリ!!
これから
これぐらい広がっちゃう!!
もぅ、グワシ!!っと掴んでしまう工具です。
しかも、段階的に幅が調整でき、多様なサイズに対応します!
- バイスプライヤー
こちらのバイスプライヤー、一度掴んだ物は離しません!!
「どうゆう事だ!」
ご説明いたします。
またの名をロッキングプライヤーと言い、何とクランプ機能を持っております!!
そう!!
クランプ機能とは掴んだまま保持し、ロックできる機構を備えているんです!!
平たく言えば、「万力」ですね!
一度使ってみたい逸品ですね!!
パイプやボルトは形状や、はまっている場所により回転しやすいです。
それをしっかりと止め、固定もできる有能な工具です!!
さて、これまでプライヤーと言ってきましたがこれは日本独自のものだそうです。
英語圏ではコンビネーションプライヤーと呼ばれるのは電工ペンチに近いものです。
ペンチは英語でプライヤー、カッティングプライヤーと呼ばれています。
ちょっとややこしいですね😓
日本で使う時は独自でいきましょう!!
さてさて
「切る」工具の種類
1.まるでカニの爪「ニッパー」
こちらは「切る」を目的とした工具です。
切る事に特化し、他の追随を許しません!!
じゃぁ何を切るの?で使い分けていきましょう!
- ニッパー
お父さんのガンプラ作りや電気配線を切ったり等、とにかく切ります!!
刃先が繊細になっており、細やかな作業に向いております。
切断の専門家です!
- クリッパー
ご家庭にはなかなかないと思います。
番線や銅線を切断する道具、鉄線を切断するものもあります!
太い鉄線などをバチコン!っと切る工具ですね。
一般家庭用と言うよりは、工場、建設現場などで使われる工具です!!
- 食切り
先っちょが「やっ!」ってなってるやつです。
ニッパーでは手に負えない、しかしクリッパーの様な形状では切りにくい、そんな要望叶えます!!
釘の頭を落としたり、チェーンも切る事ができる物もあります。
それと盆栽道具に使われる時もしばしば。
使い勝手によってこれだけの種類の工具があるんですね!!
まとめ
普段何気なく使っている工具、こんなにも種類や使い方が様々なんですね!!
僕も知らない工具、皆さんが知っている工具、あったのではないでしょうか?
その中でも、
「この作業にこんな工具あったっらいいのになー!!」
「もっと楽な工具無いの!?」
「奥さんに工具取って来てもらえる様になったらいいのにな」
そんな皆さんのご参考になれば幸いです!!
そして「じぃちゃんの金物屋さん」で全てご用意できます!!
まずはうちの奥さんに見てもらおぅ